【THINK】自分の目で見ること
今回の旅は久しぶりに、
"やっぱり会ってみることが大切"と感じた旅だった。
なんでも時間、お金、治安などなどの程度があるから、
なんでもかんでも誰も彼もが自分の目で見に行けるわけじゃないことも分かっている。
日々、様々なニュースが飛び交って、発信する側の色んな主張や偏見のフィルターが掛かっているし、切り取り方も歪んでないとは言えない。
SNSが発達したこの時代は見たことがないものも何でも知ったような気になる部分もある。
本当はどの時代でもどんな場所でも人の血が通っていて、
一本筋ではいかないような、ひとりひとり葛藤だったりもどかしさだったりを感じている。
それなのに、伝わる時にはひとつのスタンダード、正義と悪のみの二元論になっていることもよくあるから、
背景に、そんな簡単じゃない気持ちが沢山あること認識して受け取らなければ、
簡単に争いは起こってしまうんだと。
平和や穏やかな日々は自然発生的に勝手にできるものではなくて、
各人努力を重ねた上に奇跡のように成り立っているもの。
人間の歴史なんて戦争が当たり前の歴史。
こんなに発達したSNSは、本当は平和や相互理解に一役も二役もかってくれるはず。
世界の裏側にいるあの子と友達になれて、
知るはずのなかったあの子の考えや苦しみを知ることができる。
その子が住んでいる国で何かが起きたら心配で仕方なくなる。
その子の生まれた国と争いをしたくなどない。
ひとりひとりがそう思えたら、ひとりでもそんな友達ができたら。
綺麗事じゃないことは分かっていても昔からそう思って生きている。
今回会って友達になった人が、
「日本で過ごした時間がすごく楽しかったから、
みんなを助けたいんだよ」と言って、
何から何までサポートしてくれた。
以前トルコから友達が日本に遊びに来た時、
一緒に過ごした時間は3週間くらいだったのに、
何年かぶりに会えて涙を流して喜んだ。
色んな場所に友達が居て、元気に生きていけることの幸せ。
自分の国の中でも、それ以外でも。
色んな場所に旅をして、
そのことを発信して伝えたいのは、
"こんな素敵な世界もあるよ"ってこともそうだけど、
世界各地に友達ができたり、素晴らしい景色を見ることで、
沢山の場所に思い入れを持つことができる。
それは自分の国に帰ってからも慈しみを持って人生を送ることができるってことだと思うから。
それぞれ色んな事情と立場があるから、
100人居たら100人に賛同してもらえるとは思えないけれど、
少しでも同じ気持ちになってくれることがあったら嬉しい。
akari
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